ことの起こり 2
この病院はそこそこの規模で、診療科も多い。
そのためか、診察後に検査へ行く時、迷わないように(?)
スタッフがちゃんと案内してくれるのである。
それはさておき、私はまずお手洗いへ行った。
ここ数カ月は頻尿の状態が続き、2時間おきくらいに
お手洗いへ行っていた。
用を足したとき、体内から子宮内膜と思われる組織が
血液と共に流れ出たのには驚いた。
ナプキンを手渡された意味を、そこで大きく思い知る。
とりあえず採血を済ませると、今度はMRIだ。
MRIは二度目だが、前回は頭部だったので少々勝手が違う。
腹部に重りを載せて、軽く固定された。
技師は
「あまり意味はないかもしれませんが、これを着けていてください。」
とヘッドホンを私につけたのちに緊急呼び出し用のスイッチを手渡して、
「じゃあ、始めますね~。」
と言って装置を私の上部に移動させて、別室へ入っていった。
ヘッドホンからはジャズ系の音楽が流れているのだが、
微妙な音量で、はっきり言って意味がない。
MRI独特の音と、耳に聞こえる音楽が混ざり合って
わけがわからない状態になったまま、そのうちに身体が
温かくなってきて少し眠りかけた時に、検査は終わった。
今日はこれで終わり。
会計待ちがまた長くて、朝8時台に病院へ入っていたのに、
すべて終わったのは午後1時半ごろだった。
ところで。
大人の医療費は高いのだな、と改めて思った。
娘の医療費は小児慢性特定疾患受給証もあるのだが、
市の子育て支援があり、それでかなり家庭の負担額が少ないのである。
そのため、自分の医療費を見て「高っつ!!」と思ったのは
仕方がないだろう。
本日の診療費 15,940円