術後3日目
H25年3月3日
朝晩の血栓予防の注射はあるが、その他は特に問題もなく、
気分もかなりよい状態になっていた日だった。
変わった点と言えば、11時前後に入れる鉄剤の注射の時、
ついにずっと入っていた留置針から液が漏れた。
思わず「いてててててて。」と声が出るほど痛かった。
なんとなく腕が痛いな、とは思っていたのだが、やはり
液を入れるとすぐにわかる。
留置針が左腕から右腕に変わった。
私は右ききなのでちょっと不便だったが、ずっと点滴が入るわけでも
ないので、これはまあ我慢が出来る範囲内。
明日からシャワーの許可が出るかも、と聞いて喜ぶ。
寝る時も寝返りがしやすくなってきたし
(これはベッド柵を持つ時に、ちょっとしたコツを覚えたからだと思われる)、
少しずつ体が回復に向かっているという実感が出てきた。
旦那さんが様子を見に来てくれた時、硬膜外麻酔の話になった。
どういう状態になったのかというたとえに
「ヱヴァ破で2号機が裏コードになった時とか、
マトリックスの人間の背に開いているコンセントみたいな感じ。」
と言うと、
「ようわかるわ。」と笑った。
共通なのは、脊椎に沿って走る異物ですな・・・。
少し余裕が出てきたので、持ってきていた本を読み始めた。
だが、あまり根を詰めすぎると頭が痛くなるので、少しずつ
読み進める。
いやしかし、身動きが自由になってくると、とたんに
活力がわいてくるなあ・・・。
食事は4分の3くらいなら食べられるのだが、まだ完食とまでは
いかなかった。