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子宮内膜症→チョコレート嚢胞(ここまで自覚なし)→明細胞腺がん発覚。今は経過観察中。ふだんは漫画やアニメの話題など。

術後10日目・退院

 

H25年3月10日

 

ついに退院の日がやってきた。

入院期間は約10日間と聞いていたが、貧血のおかげで2日伸びてしまった。

まあ、それはもういい。

なんたって退院だ。

10時には病院を出られるように準備を始める。

といっても、一人分の荷物なのですぐにまとまってしまって暇!

 

9時過ぎに旦那さんがやってきて、会計をすませてきてくれた。

主治医がひょいと顔をのぞかせて、

「書類に悪性って書いてあるけど、たぶん大丈夫たと思います。」と言い、

「じゃ、また外来に来て下さい。」と言って去って行った。

未だにちょっとつかみどころのない主治医ではある・・・。

 

着替えた頃に看護師がやってきて、「最後のお仕事です。」と言いながら

体温計を渡してきた。

体温を測っているうちに血圧を測ると、また上が80台。

あれ?と言いながらもう一度測り直すと、今度は90台。

もともと低血圧だと言うと、それで納得したようだった。

薬(鉄剤)が出るまで待ってほしいと言われたので、そのまま病室で待つ。

 

ほどなくして薬袋を持った看護師が現れて去り、入れかわりに

今日の担当看護師がやってきて今後の生活上の注意を聞く。

傷の保護テープははがれるままにまかせること、

しばらく重いものは持たないこと、

外出もできるだけ控えること、

お風呂も外来でいいと言われるまでシャワーにすること、などである。

質問はないかと言われたので、

「鉄剤を飲むとお通じが悪くなりますよね。その時は下剤とかを

 飲んでもいいんですか?」と聞いてみたら、OKだった。

「もしお通じでつらかったら、外来で便を軟らかくする薬を

処方することもできます。」

とのことだったので、それは最終手段にとっておこうと思った。

 

会計が終わっているので、あとは私たちが立会いのもと、

忘れ物がないかチェックである。

これは画期的に思えた。

娘の病院ではこういうことはしなかったし、

他の病院ではすでにやっているかもしれないのだが、

こうやって立ち会いながらあちこちの扉や引き出しを開けて

確認するのはいいな、と思った。

 

忘れ物チェックが終わったので、いよいよ退院である。

詰め所に行くと、慌ただしい時間帯なので誰もいなかったのが残念。

お礼を言ってエレベーターに乗り込むと、

担当看護師がエレベーターの扉が閉まるまで見送ってくれた。

 

日曜なので、病院内は静かだった。

この病院は救急指定病院なので急病人は来るのだが、

それでも平日のざわめきのことを思うと静かだった。

 

車に乗り込むと、やっと退院したなあ、という実感が湧いてくる。

病室から見えていた風景の間近を車が走ると、なおさらだ。

 

 自宅に戻ると、まず猫が出迎えてきてくれて、

次に娘たちが「おかえり~。」と言いながら出迎えてくれた。