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子宮内膜症→チョコレート嚢胞(ここまで自覚なし)→明細胞腺がん発覚。今は経過観察中。ふだんは漫画やアニメの話題など。

術後の様子

 

術後の様子について、思いつくままに書いてみる。

 

まず、おなかの様子。

手術前は妊娠中を思い出すような身のこなし、たとえば

起き上がるときに手をついて起き上がったりとか、

下腹部を押さえたりといった行動をしていたのだが、それらは

全く無くなった。

が。

傷をかばう癖がついた。

私はどうもケロイド体質のようで、傷口が赤く盛り上がってしまい、

肌着が擦れるだけでもけっこう痛みを感じてしまう。

そのため、下着の上につけるスパッツなどは、中央に縫い目があると

思いのほか痛いのである。これは予想外のことだった。

傷口保護のために、もうしばらく腹帯をしていたほうがいいのかもしれない。

また、夜に眠るとき、まだ寒い時期なので猫が私の布団にやって来るのだが、

術後に初めてやってきたときは、思わず手で傷のあたりを押さえて防護してしまった。

猫の足はほどよい重みがあって指圧にはもってこいなのだが、

それとこれとは別の話なのである。

 

手術前は、あおむけに寝ると下腹部に違和感があって気持ち悪かったのだが、

それも無くなった(無くならないと困る)。

それはいいのだが、今度は寝返りがしにくいのである。

術後すぐから、寝返りにはちょっとしたこつが必要になった。

まだ入院中のときは、寝返りするたびに傷口へ力が入るのを防ぐためにベッド柵を

持ちながら体の向きを変えていたのだが、おなかの中で何かが雪崩れているような

感覚がしばらく続いて、寝付くまでにかなりの時間がかかった。

それは退院後もしばらく続き、術後約3週間でやっと寝返りが普通に

打てるようになった。

尾てい骨がなぜか痛むようになったので、ずっとあおむけに寝るのがつらく、

これはうれしいことだった。

 

 

卵巣欠落症状について。

手術前は、そろそろ更年期かな?と思う症状があったので心構えはできていたのだが、

いざそうなってみると戸惑いが隠せない。

まずホットフラッシュ。

じわーん、と顔が熱くなってきて、いきなり体温が上がる感じがしたかと思うと、

汗が出てくる。

これが一日に何度もあるし、サイクルも一定しているわけではないので面倒だ。

今はいいが、これから暑くなってくる時期だし、夏本番となったらタオルが

手放せなくなるだろう。

めまいは昔からあるので、これはどうでもいい。

動悸もまあ、よくあるのでこれもどうでもいい。

肩こりと腰痛も同じく長くあり、不眠はない。

うつはどうなんだろう? 以前、独身時代は看護師だったという知人から

冬期うつなんじゃないの?と言われたことがあるが、確定はしていない。

身内で更年期を迎えたのは母くらいだが、母はそんなに症状が出なかったらしく、

「まー、あんまり気にせんことやな。」という納得のアドバイスをくれたのだった。

が、ホットフラッシュだけはやはり気になるので、友人から教えてもらったサプリを

試してみたりしている。

 

 5月12日現在、術後2か月がたった。

少しずつ近隣に遠出をしたりしてみているが、まだトイレが近いのが難点だ。

入院中に落ちた体力はまあまあ回復はしていると思うのだが、どうも体がだるい。

だが、それも更年期症状に含まれるようなので、これは気にならない。

 

意識して気をつけていることは、腸閉塞を起こさないように

便秘にならないようにすることと、体を温めること。

 

それ以外は普通に生活しているが、唯一まだできないのはうつぶせで寝ること。

うつぶせで寝てみると、傷口が引き攣れて痛いのだ。

これはちょっと時間がかかりそうだな、と思う一方で、へたにうつぶせで寝ると

寝違えを起こしやすいので、無理してでもうつぶせで寝られるようにしたいとは

思っていなかったりする。

 

それから、謎の症状。

胃の入り口あたりだろうか、みぞおちよりは上で、胸の中央あたりが時々、

ぽこっぽこっと動く感覚がある。

おなかの中でガスが移動するあの感じ、といったほうがいいだろうか。

これは子宮などがなくなったスペースに腸が移動したからかな、と思っていたが、

よく考えたら胃があるじゃないか・・・。

うーん。やっぱり謎だ。